本文へスキップ

羽州街道交流会は東北のまちづくりを応援します。

電話でのご予約・お問い合わせはTEL.070-6617-9933

〒990-2441 山形県山形市南一番町1-23-403 えあーまりん内

羽州街道と宿場concept


宿場ルート

秋田県内の宿場 前のページ

秋田県湯沢市

【湯沢宿】
 湯沢は背後に急峻な山を控え、武家町と羽州街道に沿った商人、宿場町がほどよくまとまる城下町であった。現在、湯沢城跡公園(中央公園)となっている湯沢城は、中世山城の形態をよく残し雄勝、平鹿地域を一望できる天然の要害でもあった。
 羽州街道は湯沢城下の南口である吹張町から田町、大町、柳町、前森町の順で外町を北上した。吹張町は一里塚と木戸があったところで、今も堂々たる槻木が街道の名残をとどめ、「槻木さん」の愛称で親しまれている。
 享保の『六軍郡邑記』によれば、街道に面した5町の家数は462軒で、その後、多少の衰微はあったものの、湯沢町は概ね順調に成長したものという。
 町人が住む外町の中心は大町で、そこには制札場と伝馬役所があった。伝馬役は大町、柳町が負担し、後に前森町と吹張町も加わっている。湯沢の御本陣は内館町旭小路の松井藤左衛門であったが、享和2年(1802)伊能忠敬の『測量日記』では、松井甚太郎となっている。
 前森町からは東に山谷峠を越え川連、稲庭への道、西へは西馬音内の脇街道が分かれていた。
 院内銀山という大消費地をかかえる湯沢は、古くから酒造りが盛んであった。老舗の酒蔵が残る古い町屋を見ながら古舘町、前森公園を通って進むと旧道は国道13号と合流する。また、お祭り行事も多く、夏の七夕絵灯篭まつり、冬の犬っこまつりでは大勢の人で賑わう。周辺マップ (金山町・西田 徹)


←愛宕町の一里塚(槻木さん)


←日本名水百選に選ばれた佐竹の殿様の御用水だった「力水」


←工場が登録有形文化財となっている両関酒造


←雄勝郡会議事堂記念館


←小京都湯沢を感じる内町地区の薬医門と黒塀

 ↑秋田県内の宿場 次のページ